ヒメスズメバチ

ヒメスズメバチは体が大きいのが特徴的!他種との見分け方は?

<h2>大きな体で名前とのギャップがすごいヒメスズメバチ</h2>

 

「毒がある」「攻撃的」そんなイメージの強いスズメバチ。ところがヒメスズメバチは、名前からしてメルヘンチックです。どことなく小さいハチを想起させますが、実のところそうではありません。ヒメスズメバチの体長は、およそ22mmから37mm。なんと、オオスズメバチの次に大きいサイズです。エサはアシナガバチの幼虫をこのんで食べます。

 

また、ヒメスズメバチは体にオレンジ色と黒色の横縞があります。さらに、おしりの先端が真っ黒なのが特徴的です。

 

<h2>ヒメスズメバチが活動するシーズンは?性格は比較的温厚?</h2>

 

他種のスズメバチは4~10月が活動期間。ヒメスズメバチは5~10月に動き回ります。このデータから見て、若干活動期間が短いです。なぜかというとヒメスズメバチは「短期営巣型」のハチだから。対してキイロスズメバチは、およそ8ヶ月の営巣期間をもうけます。

 

昆虫界の猛威であるスズメバチ。一般的に「攻撃的」と言われますが、ヒメスズメバチは異なります。オオスズメバチやキイロスズメバチなどに比べ、温厚なヒメスズメバチ。

もし遭遇しても、こちらから刺激しなければ刺されることもほぼありません。これは、ヒメスズメバチの習性が関係しています。大半のスズメバチが群れをなし行動するのですが、ヒメスズメバチは少数で動くのです。そのため、めったなことがなければ襲ってくることはありません。

 

<h2>他種とヒメスズメバチの見分け方</h2>

 

他種とヒメスズメバチの違いは、体の色や模様です。スズメバチの中で、もっとも攻撃的で毒性が高いオオスズメバチは、おしりの先が黄色です。いっぽう、ヒメスズメバチは真っ黒。このように、異なる部分から他種と見分けがつく場合があります。しかし、素人目で判断すると危険をともなうことも。

 

さきほど「ヒメスズメバチは温厚」とお話ししましたが、巣に近づく者がいれば容赦なく襲ってきます。もし、近所やご自宅にスズメバチの巣がある場合は、ハチの巣駆除を専門とする業者に相談してください。