スズメバチ

コガタスズメバチはおとなしい?生態や毒の有無を解説します

コガタスズメバチの生態について解説

コガタスズメバチは体長2.1~2.9cmあり、体の表面は黒とオレンジがまざっています。大きさこそ違うものの、オオスズメバチと色味が似ているため間違える人も多いです。彼らの活動が活発になるのは、主に7月から10月ごろ。働きバチが羽化して飛びまわります。そのシーズンに、草の手入れをしていたり、果樹の収穫をおこなっていたりすると危険です。多くの人が巣があることに気づけず刺されてしまいます。コガタスズメバチは家の軒下や庭木など、生活圏内に巣を作られることが多くあります。

 

また、スズメバチと聞くとみな凶暴な印象が強いですが、コガタスズメバチは違います。他のハチと比べ温厚な性格をしており、巣の近くに寄っても刺さないパターンがあるほどです。しかし、故意に刺激を与えると、たちまち攻撃的な一面を見せるので要注意。

 

コガタスズメバチには毒がある?ない?

他のスズメバチと同様、コガタスズメバチには強い毒があります。

 

また、先ほどの生態のテーマでもお話ししましたが、温厚な性格ではあるもの、危害を加えられると凶暴化するハチです。ちなみに通年おとなしい性格をしているわけではなく、新たな女王蜂が生まれる時期である8月後半になると、攻撃性がアップします。

 

一例によれば、九州・福岡県近辺では、コガタスズメバチを見かける頻度が多いとのこと。その数は、キイロスズメバチよりも多く駆除件数も上回ります。独断で駆除しようとせず、ハチ駆除のプロを頼りましょう。

キイロスズメバチの生態や危険性を解説!遭遇した時の対処法を説明

キイロスズメバチの生態を紹介。危険性はどれくらい?

キイロスズメバチは、体の表面が黄色(もしくはオレンジ)っぽい産毛でおおわれていることから、他のスズメバチとは見分けがつきやすくなっています。また、街中に多く生息するハチです。民家の軒下や屋根裏、ビルや鉄骨など様々な場所に巣を作ります。その大きさはとてつもなく大きいのですが、人の目に入りにくい場所に作るためとても危険です。

 

ハチの中で最も凶暴なキイロスズメバチ。彼らが生活している巣の近くで、すこしでも刺激を与えると集団で鋭い針を向けて襲ってきます。危険性はあらゆるハチの中でもトップクラス。

 

しまった!キイロスズメバチと遭遇した時の対処法

街中で姿を見かけることの多いキイロスズメバチ。もしも遭遇してしまった時は、次のことに気をつけましょう。

 

・大きな声を出して刺激しない

・手で追い払わない

・静かに、ゆっくりとした動作で10m以上距離をとる

 

スズメバチは目がよく見えるため、動くものをすばやくとらえ威嚇します。仮にキイロスズメバチの方から接近してきたとしても、手で払ったり刺激するような真似は禁物です。また、粘着質な性格なのか追いかけてくることも。

 

昨今では市販でもスズメハチに効果的な駆除スプレーがありますが、あまり期待はできません。大きな蜂の巣にはたくさんのハチが巣の周りに群がり、数匹に対応し撃退できても、何百匹もいるキイロスズメバチには歯が立ちません。巣の壊滅は確実ではないからです。

 

家屋や近辺の施設でキイロスズメバチの巣を見つけたら、ハチ駆除のプロを頼みましょう。

 

オオスズメバチの生態や攻撃性は?特徴を紹介

オオスズメバチの生態を紹介

オオスズメバチは、ハチ目スズメバチ科スズメバチ属に分類されます。名前から想像ができるように、体が大きいことが特徴の1つ。一説によると世界最大のハチと言われ、27~40mmの大きさを誇ります。成虫は幼虫が抽出する栄養液をエサとしており、それだけでは足らない場合、花のミツや樹液から養分を補給しているのです。

 

また、オオスズメバチは北海道から九州地方まで、幅広く分布しています。巣は樹木の洞や切り株、柔らかい土のくぼみなどにつくることが多いです。直径3センチくらいの穴からハチが出入りしているのを見つけたら、そこに巣がある可能性が。オオスズメバチの巣の入り口付近には、粒状の土が散乱しているため、もし小さい穴と粒状の土をたくさん見かけたら要注意です。また、夏から秋にかけて活発になるため、その季節は特に注意が必要。

 

オオスズメバチは有毒で攻撃的!

あらゆるハチの中でも、体が大きく攻撃的なオオスズメバチ。その集団をまとめるのが女王蜂です。5月になると1匹で巣作りをおこない、およそ1ヶ月間巣の中には女王蜂に幼虫、タマゴなどしかいません。

 

ところが秋になると群れをなし、人を襲撃するリスクがあります。その上強い毒をもっていて、刺されると患部が腫れ上がります。最悪の場合、アナフィラキシーショックといってアレルギー反応を起こし、死に至ることも。

 

通年、オオスズメバチによる被害が頻出しています。もし、あなたの身近なところでオオスズメバチを退治する必要があるなら、付け焼き刃の知識で駆除しようとせず専門家へご相談ください。