スズメバチの種類や危険度を理解しよう

スズメバチの生態とは?蜂の中でもっとも危険なスズメバチを紹介

 

刺されると死に至る可能性のあるスズメバチは大変危険な生物として知られています。
現在では、日本だけでは留まらず、世界中でも危険な生物として認識されています。
今までは、スズメバチの目撃情報は極めて少ない状況にありました。
しかし、近年では住宅街にもスズメバチが現れるようになり、非常に危険な状況にあるのことが事実です。

 

そこで、この記事では、近年目撃することが多くなってきたスズメバチの生態について紹介します。

ぜひご一読ください。

1.スズメバチの生態を紹介


まずは、スズメバチがどのように成長していくのかを紹介します。
スズメバチは女王蜂が最初に巣をつくり始めます。
その巣はコロニーと呼ばれ、そこに将来の働き蜂になる卵を産みつけていくのです。
それでは、卵を産みつけられたその後の過程を紹介します。

1-1.幼虫期間

大きな身体に成長するスズメバチにも、幼虫期間というものが存在します。
スズメバチの巣には、育成房という箇所が存在し、そこにはたくさんの幼虫が働き蜂によって育成されています。

そんな幼虫達は一体どんな食事をしているのかといいますと、働き蜂によって運ばれた、
虫を肉団子にしたものが主な食事となっています。それを主な食事として、成長していくのです。
したがって、働き蜂がいなければ幼虫達は大きくなることができないということです。

1-2.さなぎ期間

幼虫期間を経た後はさなぎ期間に入っていきます。
蜂の原型をしていなかった幼虫が、さなぎになることで、徐々にスズメバチのシルエットに変化します。
スズメバチのさなぎ期間は約15日間となっており、さなぎ期間を経た後は成虫へと変化するのです。

1-3.成虫

最後はスズメバチの成虫についてを詳しく説明します。スズメバチの成虫は、どの時間帯でも活発に動いているわけではありません。
夜はほとんど巣に帰っていることが多く、活動時間が、太陽出ている早朝から日中に間になります。
したがって、夜間はスズメバチと出会う事がほとんどありません。
さらにスズメバチは水を非常に嫌う生き物なので、雨の日にはほとんど活動する事がありません。
そこから推測できるのは、早朝から日中の天気がいい日でしかスズメバチは活動できないという事です。

 

そんなスズメバチですが、自然界を生き抜く術は心得ています。水に濡れることを嫌うスズメバチですが、
わざわざ雨に晒されるような場所に巣を作るわけではありません。
台風がきても耐えられるような場所に巣をつくる傾向があり、そういった観点から非常に頭に良い生き物だという事がわかります。

2.スズメバチの寿命は?

 


続いては、スズメバチの寿命についてを紹介します。スズメバチの成虫には2種類存在します。
それは女王蜂と働き蜂です。その2種類の寿命は異なる事をご存知でしたか。
それでは、どれくらい寿命が変わるのかを紹介します。

2-1.女王蜂の寿命は1年

女王蜂の寿命は1年ほどになります。女王蜂というくらいだから、10年ほど生きるのではないかと認識していた方も多いでしょう。
しかし、女王蜂の寿命はたった1年ほどなのです。女王蜂は4月から巣作りを開始し、
それからと子孫繁栄の為に、幼虫を生み続けます。そして冬は冬眠期間に入ります。
冬眠から出るときには、すでに新しい女王蜂へと生命のバトンを渡している事でしょう。

2-1.働き蜂の寿命は2ヶ月

女王蜂は寿命がたった1年しかないと説明しましたが、働き蜂の場合はそれよりも少ない、2ヶ月しか生命を維持する事ができません。
その2ヶ月間を働き蜂は子孫繁栄のために、命を尽くして働きます。巣を拡張する事であったり、幼虫の餌を調達する事と、
自身の家族のために働き続けるのです。働き蜂はたった2ヶ月という短い期間を、自分のためではなく、家族のために命を燃やすのです。

2-2.働き蜂は全て女王蜂以外のメスで構成されている

働き蜂の性別は全てメスで構成されています。ですので、外で見かけるスズメバチはメスのみとなっています。
そこでオスのスズメバチは存在するのかという疑問が生じるはずです。
結論から言いますと、オスのスズメバチは存在します。
しかし、オスは女王蜂と生殖活動をするために生まれてくるために、外で見かける事がありません。
しかも、交尾のあとはすぐに死んでしまうので、オスをスズメバチを見かけることはないでしょう。

3.スズメバチが盛んになる時期は?


スズメバチが盛んになる時期は7〜10月とされており、お盆休みや夏休みと被るために、近年では非常にスズメバチを警戒する事が懸念されています。
その期間はスズメバチは活発に行動するために、非常に攻撃的になっていますので、見かけた場合を速やかにその場を去るようにしましょう。

3-1.秋には新女王蜂が誕生する

スズメバチが落ち着いた頃、女王蜂は次世代の女王蜂を産むのです。その蜂を働き蜂が愛情を込めて育てます。
その後、冬を乗り越えるために冬眠期間に入り、春になれば新しい女王として巣を飛び立つのです。

3-2.春になると1から巣を作り出す

新しい女王となった蜂は、春になると雨風をしのげる最適な場所を探し、新しい巣をたった一匹で作り始めるのです。
そこからスズメバチの子孫繁栄は始まるのです。

4.まとめ

スズメバチは特殊な生存方法で、現代を生き抜いてきました。森の中で生存する事であれば問題はありません。
しかし近年では、屋外のベランダなどに巣を作るスズメバチも多く存在します。
そうなれば私たち人間の脅威になる事は間違いありません。

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